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お客様の成功こそが、私達の一番の願いです。
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CATALOG
HARDOX関連総合カタログ
HARDOX技術資料
スウェーデンスチール社製標準在庫表
HARDOX Q&A
耐摩耗鋼といわれるように、擦り摩耗に強い材料です。イメージとしては使用が過酷な部位によく使われます。摩耗消耗度の低減や耐用年数を伸ばす、強度がありますのでトラックの軽量化にも寄与します。 各種建設機械関係、産業機械関係、リサイクル関係、鉱山機械部品やトラック架装にも多く使われております。
具体的には、ユンボのバケット・爪先など建機関係に、採石場などで使用する生産ラインのライナー材や、破砕機の刃などに使用するリサイクル関係、各社架装メーカーさんでは、製作するスクラップボックスなど箱部に使用し軽量化・長寿命化に貢献するトラック関係、その他農機具メーカー、造船関係、エネルギー分野における部材など使い方は様々で、世界的にはこれらの分野で標準使用されているほど耐摩耗鋼材としてはポピュラーな材料になりつつあります。
基本的には出来ます。ものにもよりますが、現在ではタップ加工や皿ボルト穴加工、溝加工、フライス加工など様々機械加工がHARDOX600クラスまで可能です。曲げ加工はチャンネル・アングル形状に曲げる事が出来ますし、長尺(6m)物まで折り曲げ加工が出来ます。まずは図面にてご相談ください。
必要ありません。加工後そのまま使用できます。HARDOXは熱処理をして硬さを出していますので、むしろ後熱処理をしてしまうと硬度の低下や割れの原因になるので逆に熱処理してはいけない材料です。HARDOXは200℃以上になると硬さが落ちてしまいます。(表層部で1~2割程度の低下)ただし、最近新ラインナップとして熱に強い「HARDOX-HITEMP」がリリースされております。HITEMPは500℃程度までの高温領域での使用に耐えられます。高温領域(500℃程度)でのご使用の際はぜひお問い合わせください。
3.2t~25tくらいまではレーザー切断にて、40tまでプラズマ切断、40t以上はガス切断となります。 基本的には図面や電子データがあれば一番確実ですが、その他型紙での切断、モノにもよりますが、現物からの転写でトレーサー切りが可能です。
是非一度ご相談ください。
ひとえに品質です。非常にピュアでクリーンな鉄源を使用し、丁寧に熱処理を施した焼入れ焼戻し鋼板であるのが特徴です。表面硬度だけでなく板厚の中心部分までしっかり焼入れされ硬度が維持されていますので、急激な摩損が発生することなく均一に摩耗するのが最大なる特徴です。
もうひとつは市況性です。一般鋼材でも通常鋼板類はロール納期が2~3ヵ月かかり、ものにもよりますがそれ以上の納期がかかるケースがありますが、HARDOXの場合は世界中にメーカーヤードあり、そこに常備在庫を行っているため都度購入が可能となっております。また、弊社は国内で5社しかないスウェーデンスティールの指定工場になっているので一般よりも優先的に材料が確保でき、また弊社でも全ての各鋼種・板厚を豊富に常備在庫しておりますのでいつでも切断販売が可能です。つまり「必要な量を、必要な時に、必要なロットで、要望する加工内容を一品一様ですぐお出し出来ます。その意味で「市況性がある」と言えます。
国内材では、カタログには載っているけど現物が手元にない、今必要だけど材料確保に不安、という事をさけるためにこのビジネスモデルがあり、お客様の短納期に貢献しています。
おおまかには普通の溶接棒でO.K.です。普通とはSS400の溶接棒で溶接してください。
強い材料なので強度のある溶接棒でないといけないのでは、と思われるかもしれませんが、HARDOXは溶接性が非常に優れている材料で、引張強度が500MPa(メガパスカル)≒SS400で十分という事です。
逆にこれ以上の強度がある溶接棒ですと、水素割れ等が起きる原因にもなります。
ただし、前提条件として板厚により予熱やパス間温度、熱入量、HARDOX600ではステンレス系を推奨するなど細かくはありますので詳しくは弊社ホームページのトップページより、
「取扱鋼種」→「HARDOX」→下の方へスクロールして頂いて→「HARDOX技術資料」一覧に「溶接について」のカタログがありますのでご参照ください。
錆止めの色です。材料出荷時にすでにメーカーより錆止め塗装が施されています。
ショットプライマーの色が、ただ赤いというだけで一般的な黒皮鋼材に施されている錆止めと同じです。
曲げ加工性や機械加工性に若干の差はありますが、基本的に、硬さ・グレードが同じであれば全て同等品として扱う事が出来ます。
日本製鉄ではABREX(アブレックス)、JFEではEVERHARD(エバーハード)という優れた材料がありますが、どのメーカーでも英字表記の後ろに400や500という数字(材料の硬さを表す数字)が同じか近似値であれば同等品となります。つまり、製造メーカーが作る耐摩耗鋼板として夫々自社ブランド名で表記しているという事です。