我が社が日々の事業活動を通じて実施している具体的な取り組みをご紹介致します。
昨今の「SDGs」(持続可能な開発目標)や「ESG」(環境・社会・ガバナンス)の流れの中で、鉄鋼業界でも大手を中心に政府が掲げる2050年カーボンニュートラルに向けた「ゼロカーボン・スチール」の開発・実用化に着手する方向性が打ち出されています。我が社は、「たとえ取り組む内容やその成果の規模が小さいとしても、環境対策を意識した「環境配慮型経営」を持続的に実践してまいります。
何か目新しいことや画期的・先駆的なことをしているわけではありません。これでも以前から「地球環境配慮」を重視し、何か我が社でもで来る事から行動したいと考えて実施しておりました。たとえば、工場の天井照明を全灯LEDに切り替えたり、社用車にPHV(プラグインハイブリッド車)を採用したり、ファイバーレーザ切断機(出力6kw)を導入などがその一環です。
ファイバーレーザー切断機の導入
それまで長く厚板溶断業界で一般的だったのはCO2レーザーですが、我が社では消費電力が低く省エネ効果に繋がるほか、CO2の削減に寄与するファイバーレーザー切断機を導入致しました。
太陽光発電パネルの設置
工場建屋の屋上には太陽光発電パネルを設置しました。発電した電力は基本的に電力会社に売電しているが、ファイバーレーザー切断機稼働に伴う消費電力との差し引きで間接的な充当に繋げている。
水素ガス切断に挑戦
今年(2021年)秋に、燃料ガスに水素を活用したR開先加工を開始する計画です。CO2削減に貢献する次世代クリーンエネルギーとされている水素ガスを使用し、新たな設備導入を決めたR開先ロボットの燃料ガスに採用します。水素は、プロパンやアセチレンに比べて火炎集中性が高く、高速切断が可能で熱歪みや反りを低減するなどの特徴を備えています。幅射熱が少なく作業の快適性に優位で、尚且つ地球環境にも優しい燃料と言えます。